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ティンパネルの歴史

What Is a Tin Panel ?

Timeless Beauty of Tin Panels

ティンパネルについて詳しくご説明します。

ティンパネルの歴史

19世紀の誕生

ティンパネルは、19世紀半ばのアメリカで誕生しました。当時、ヨーロッパで流行していた華やかな漆喰装飾天井を、より手頃な価格で再現できる代替品として開発されたのが始まりです。
当初ヨーロッパの漆喰天井を模して白く塗装されることが多く、後にさまざまな仕上げ方法が登場しました。19世紀中頃には、薄いスチールに錫(すず)をメッキしたロール状の金属板の大量生産が可能になり、ティンパネルはアメリカで急速に普及。19世紀後半から20世紀初頭にかけてその人気は最高潮に達しました。
その結果、現在でも150年以上前に施工されたオリジナルのティン天井や壁パネル、腰壁が残る建物が数多く存在します。

世界への広がり

ティンパネル天井は19世紀末にはオーストラリアや南アフリカにも輸出されましたが、それ以外の地域ではあまり知られていませんでした。近年になってようやく世界各地で再評価され、デザイン要素としての人気が高まっています。
当時の商業施設では、教会、裁判所、学校、図書館、市庁舎、銀行、鉄道駅、ホテルなど、公共性の高い建物で多く採用されました。また、住宅にも取り入れられ、庶民の間でも身近な装飾として親しまれました。

ティンパネルデザイン

クラシックなティンパネルは組み合わせてさまざまな模様や構成を生み出すことで、一つとして同じ空間は存在しないほど多様なデザインが可能です。
部屋のアクセントとして部分的に設置されたり天井から壁、床まで連続するような壮麗で立体的な空間装飾として用いられました。

ティンパネルは主に錫、メッキ鋼板で作られましたが、銅・スチール・アルミニウム・ステンレスなど他の金属素材も使われました。
金属は、ヨーロッパの上流階級邸宅で見られた繊細な漆喰装飾を模倣・発展させた複雑で精巧な模様に打ち出されました。
ティンパネルは軽量で輸送しやすく、アメリカ全土に容易に供給できる実用的な装飾建材として発展しました。

20世紀中期の衰退と再興

人気を誇ったティンパネルも、20世紀半ばには一時的に姿を消します。
その理由は、大恐慌による不況と、第二次世界大戦における金属需要の高騰でした。
しかし、施工当時のティンパネルは非常に耐久性が高く、多くが100年以上経った今も良好な状態で現存しています。

近年、古い建物の修復や「レトロデザイン」への関心の高まりから、ノスタルジックで温かみのある素材として再び注目を集めています。
現代では、住宅だけでなく商業施設や公共建築などあらゆる空間で採用され、
天井というこれまで見過ごされがちだった要素に個性と歴史的な趣を与えるデザインパーツとして人気が復活しました。

特に、「パターンペイント」や「エイジングペイント」と呼ばれる塗装技法によって、
模様の凹凸部分を異なる色で強調することで立体的で芸術的な仕上がりを実現できます。

ティンパネル空間実例

the panel interior works

Design Showcase – Tin Panel Interiors

ティンパネルを使用した事例紹介

ティンパネルを使用した施工事例をご紹介します。デザイン性と機能性を兼ね備えた空間づくりをご覧ください。

ティンパネルオンライン販売
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